食生活改善に海の乾物を

バランスの良い食生活は本当に大切なのは誰もが感じていることだと思います。


最近の健康ブームのおかげでインスタントなものや、コンビニで売っている総菜などでも健康志向で作られていますが、添加物や保存料の多さを考えると、そうそう頼るというわけにもいきませんね。

やはり、家で炊いたご飯、お味噌汁だけの食事でも、そのほうが体にいいのは間違いありません。

それほど添加物は体に負担をかけます。

とはいえ現代の生活はなかなか忙しく、どうしてもインスタントなものに頼りがちですね。

あとインスタントなどの保存性を高めた食品はリンが多く含まれています。

リンも必要な栄養素なのですがカルシウムの吸収を妨げるという面もあり、どうしてもカルシウム不足に陥ります。


そこで、毒素を排出するデトックスと普段から不足しがちな栄養素を摂取するよう普段から気を付けないといけないのですが、海の乾物はそのデトックスと栄養補給にとても適しています。


海苔、カツオ、昆布、サクラエビ、オキアミ、とろろ昆布・・・


どれも不足しがちなカルシウム、亜鉛などのミネラル、ベータカロチンやナイアシンなどのビタミン、なんといっても必須アミノ酸と食物繊維が豊富です。

特に海藻の水溶性食物繊維はとてもデトックス効果が高いです。


いつもの食事に乾物を取り入れることで、栄養バランスが良くなるだけでなく、腸内環境も整えてくれるので、さらに栄養効率も高まりますね。

あと、どうしてもとりにくいDHAなどのオメガ3系の脂質も含まれていますので、こういう乾物をうまく使うことで、必須アミノ酸と、食物繊維、オメガ3系の脂質を少しずつ毎日取り入れることができます。


食物繊維で腸内環境を整えることと、必須アミノ酸やミネラルなどをとることで、髪や爪の艶がないとか、肌がカサカサするとか、どうしてもイライラが収まらないとか、疲れやすいとか、そういうさまざまな体のバランスにかかわることにも効果があるのではないかと思います。

この季節なら花粉症などのアレルギーにも腸内環境を整えるのは重要です。


塩分の再吸収を制御して排出をうながすことで体内の塩分バランスをとってくれるカリウムも多いので、塩分が多くなりがちな日本食の出汁文化はとても合理的なものだったりします。


写真は海苔と鰹節、とろろ昆布、ゴマのふりかけです。

こういうのをご飯に振りかけて食べるだけでもずいぶん違います。


とろろ昆布なんかは、お湯を注ぐだけでとっても美味しいお吸い物になるので、常備しておいて、外でお惣菜を買ったときなんかにお吸い物にするといいと思います。


忙しい時でもバランスの良い栄養を取ることで、ストレスにも強くなります。

海の乾物をうまく利用してみてください。




心と体を整える

日常にちょっとのエッセンス~食とハーブと楽しいこと ハーブ・フードセラピスト  認知症予防コンサルタント 木村悠希のブログ

0コメント

  • 1000 / 1000