寒い夜はボルシチで

もう今年もあとひと月ちょっと。早いですね。


それにしても今年は寒い!まだ11月だというのに街を歩くとみんな厚手のコートを着込んで歩いています。

最近はファッション的にもコートが早くなってきていることもあるでしょうけど、それにしても12月中頃の風景ですね。


そんな寒い夜にはこんなスープがぴったりです。



ロシアやポーランドなど主に東欧の伝統的な煮込み料理、ボルシチです。


ボルシチという料理の特徴はなんといっても真っ赤なビーツ。

ビーツは最近スーパーでもちょこちょこ見かけるようになりましたし、真空パックのものや缶詰めもよくみかけるようになりましたので手に入りやすくなりましたね。


ビーツはリン、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、鉄、カルシウムなどミネラルを豊富に含んでいて飲む輸血とも言われるほど、血流にかわる栄養素がバランスよく含まれています。

特徴的なのは一酸化窒素(NO・エヌオー)。NOは血管の筋肉をしなやかに保つために必要で、血流の改善に高い効果があるといわれています。

ビタミンA、ナイアシン、ビオチン、葉酸などビタミン類も豊富なので、血管の老化予防とともに総合的な血流改善が期待できそうです。


血流の維持、改善は老化防止、生活習慣病、美容にも欠かせないというか基本そのものなので、食生活を考えるうえで血流のことを考えるのはとても重要だと思います。

血流が良ければ寒さにも抵抗力が増しますね。


ボルシチは意外と簡単な料理。

日本でいう味噌汁みたいな感じで、特に決まったレシピもなく、ビーツとともにいろんな野菜や肉を煮込んで手軽に作られているそうです。


とりあえず、今回は薄切りの牛肉が安かったので、それを使って、玉ねぎ、にんじん、キャベツ、ジャガイモを煮込んでみました。


今回は野菜を粗く刻みましたが、それも細かく刻んだりと地域や家庭によって様々なようです。

野菜の種類ももっとシンプルでも。ただ玉ねぎ、キャベツは結構よく使われるみたいです。


分量は、作りやすい量です。3~4人前

牛肉切り落とし150g

キャベツ4分の1

玉ねぎ半分

にんじん 小1本

ジャガイモ1個

トマト水煮缶 半分

ビーツ 中サイズ3個(缶詰でも、真空パックのでも)

ニンニクひとかけ

ローリエ一枚

塩、ブラックペッパー 少々

サワークリーム 大匙2程度


野菜は適当に切っておきます。

ニンニクをバターで炒めて香りが出たら牛肉を炒め、玉ねぎ、にんじんを入れて炒めます。

ある程度火が通ったら、ひたひたになるくらいに水を入れて、ローリエと塩小さじ半分程度加え、沸騰したらキャベツとビーツ、じゃがいもを加えます。

ビーツの缶詰を使う場合は漬け汁も一緒に。

少し煮てトマトの水煮を加えて20分くらい煮込んで完成です。

味が足りなければ塩とブラックペッパーで調整してください。


器に移したらサワークリームとパセリなどを散らして。

今回は前日につくったサーモンソテーの残りのディルを使いました。


サワークリームは必須ですね!あると全然違います。

ビーツの甘みとサワークリームの酸味が絶妙です。


とっても優しい味なのでおすすめです!

あったまりますよ。




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