ごぼうと鳴門金時
先日、カボチャの記事を書きましたが、もうひとつ、この季節の楽しみはやっぱり根菜ですよね。
特にごぼうは大好物で、私の場合ごぼうを食べるととても安心(たぶんこの表現がぴったり)するんです。
なぜか、そういう効果があるんですよねー。
まず、必ず新ごぼうが出回る時期にとりあえず作るのが、鶏とごぼうと舞茸の炊き込みご飯。
これを食べると秋が来た!という気分になるくらい風物詩のごとく作っています。
この炊き込みご飯だけは必ず土鍋で炊きます。ごぼう、鶏、舞茸の風味と香ばしさがたまりません。
ニンジンもとっても甘くなってます。
ごぼうの栄養はなんといっても食物繊維でしょう。
ごぼうの食物繊維の量は群を抜いています。
私たちの体は、外から食べ物をとって、消化酵素で分解して利用しますが、利用されなかったものや利用した後のカスを体外に排出することで成り立っています。
その排出に大きく役立つのが食物繊維なのは皆さんもご存知だと思います。
食物繊維は水溶性、不溶性とあってそれぞれ働きが違うのですが、ごぼうはその両方とも多く含んでいます。
さらに食物繊維は発がん性の物質やアレルギー物質などの物質も吸着して排出してくれます。
血糖値の上昇も抑えますし、コレステロールの吸収も抑えたりと、腸管内の重要な生理機能を担っています。
必要な栄養素をたくさん食べてるのに調子が悪い、ちゃんとお手入れしているのに肌があれるなどの背景には食物繊維不足が隠れていることも多いです。
秋においしいごぼうやニンジン、さつまいもの根菜類やきのこ類はどれも食物繊維たっぷりです。
さつまいももこの時期はたまりませんね。
うちの近所のスーパーではこの時期、すっごく重たくて立派な鳴門金時が並んでいます。
さつまいもは食物繊維もそうですが、ビタミンCとB1、カルシウムも多く準完全栄養食と呼ばれるほど、栄養バランスに優れています。
昔から世界中で食糧不足の時代を芋で乗り切った話は結構ありますので、今の人類があるのはイモのおかげといっても過言はないかと(笑
カリウムもとても多く、デトックスにも優れていますので、塩分が多い食事になりがちな和食のバランスを整えてくれます。
炊き込みご飯のおともに、残った根菜と鳴門金時でお味噌汁にしました。
根菜のだしがたまりません。とっても優しくて安心する味です。
鳴門金時がほくほくでとっても甘いです。
根菜はいろんな料理に使えますので、飽きずに使えるのもいいですね。
この根菜がおいしい時期にたっぷりと根菜を楽しみたいですね。
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