イロノチカラ
ちょっと最近のおしゃれ系?のノリでカタカナでタイトル書いてみました。
書いてみるとなんとなくしっくりこない・・・。これは私の感じではないな(笑
さて、本題です。
私はふつうのハンカチよりタオルハンカチを愛用しているのですが、ずいぶん前から、百貨店などで売っているレディースものは妙にかわいすぎるし、メンズものはもう昔からあるいかにも紳士ものって感じでなかなか気に入ったものがなかったんです。
で、マークスアンドウエブとかのタオルやさんの無地の小さなハンドタオルのようなものがタオル生地そのものもいいので、それを使っていたりしたのですが、ちょっと前ですが、立ち寄ったお店でとても心奪われるものを見かけました。
これです。
レ・トワール・デュ・ソレイユというブランドのミニタオルなのですが
これがとってもしっかりとした品質のいいタオルなんです。
しっかりとした厚手の生地で表面はシャーリング加工などもしていて、パッと見ただけでも上質な感じがします。
レ・トワール・デュ・ソレイユは1860年代にフランスの最南端、カタルーニャという地方で生まれたサンダルメーカーが作り出した生地を今に受け継ぐブランドです。
カタルーニャという街は地中海沿岸の町で、このレ・トワール・デュ・ソレイユの生地は、そのカタルーニャの強く降り注ぐ太陽の光と美しい地中海、地中海の水面に映る街の色、船や帆の色など、その街を象徴するカラーをストライプにしたデザインのとても美しく強い生地です。
そのコンセプト通り、生き生きとした美しい街の風景の力が伝わってくるような、とても明るく美しい、見ているだけで元気になれそうな生地たちが並んでいます。
伝統的な製法で織られる、このフランスの文化の香りを伝えるストライプ生地はフランスの重要文化財に指定されているそうです。
このブランドのショップでは、生地自体も売っているのですが、この生地を使ったトートバックやポーチ、生活雑貨などなど、心から明るくなれるような、様々な魅力的な商品がたくさんあります。
キャンパス生地様のしっかりとしたものなので、一枚でランチョンマットになったりも。
こんなランチョンマットで食べるランチは楽しそうですね。
とにかく、いろんなパターンの生地があって。どれも魅力的なカラーで目移りします。
そして、このタオルはタオルの老舗ブランド、今治タオルとのコラボレーションだそうで、先染めの糸を混ぜてその伝統的な生地を再現したのだそうです。
ショップで見かけて一目ぼれして買ったのですが、さすが今治タオル、とにかく厚手のしっかりとしたタオルで吸水性も抜群だし、使い勝手もすごくいいです。厚手なのでカバンの中でもそこまでぐちゃぐちゃになりません。
少し大きめなところもツボです。
なんといっても、このカラーがとっても素敵です。
かなり染める工程にも気を遣ったのでしょう。オリジナルの持つ落ち着ついたカラーも抜けるような明るさのカラーもとてもうまく表現しています。
カバンから出すたびに癒されます。
このタオルもかなりのパターンがあって、とっても目移りしました。
普段は香りの癒しについて書いていますが、料理でも色合いを考えると自然と栄養のバランスが取れてくるように、色というのも本当に大切なものだと思います。
色は人にとって目で認識するだけのものではなく、神経系系統などにも影響を与えたりしています。
その影響は自律神経までに及ぶといわれています。
とにかく、心がときめくような色のものを持ち歩くのは、私にとって一種のお守りのようなものでもあるかもしれません。
このハンカチをカバンに忍ばせるとなんだか安心します。
私たちは普段、こういう小物を選ぶときに「何々らしさ」というその自分の属するカテゴリーの中から色や形を選んでいると思います。
会社員らしさ、学生らしさ、お母さんらしさ、お父さんらしさ、若者らしさ・・・
ものを選ぶときは一見好きな色を選んでいるようでも、自然とそういうバイアスがかかりがちです。
その何々らしさ、というのを取り除いて、ただ美しいな、とか癒されるな、という色のものを一つ、身の回りにおくのもいいと思います。
一度そういう視点で見て、自分が心がときめくカラーアイテムを探してみると新しい自分が発見できるかもしれません。
余談ですが
この生地を見た瞬間、何となくイメージがわいて「自分で小さなカバンが作りたい」と衝動的に思いました。
子どもの頃、裁縫が好きで自分の服の裾上げとか修理とかすべて自分でやっていたのですが、この生地をみてそれを思い出しました。
確か10代最後のころまで、友人の服の手直しなんかやっていたけどそれ以降はさっぱりボタン付けや一寸ほつれた服の補修くらいしか記憶がないので、ずいぶん遠ざかっていましたが、ミシンほしいな・・・とか思ったりして。
もういろいろ忘れたけど、余裕ができたらやってみようかな・・・。
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