アカシアの甘い香り

先日、歩いているとふとアカシアの香りがしました。


近くに木はなかったので、気のせいかと思いましたが、考えたらもうアカシアが咲き始めるころなんですね。

アカシアのあの甘い匂いに惹かれて、公園を散歩するのはとても気分のいいものです。



アカシアといえばずいぶん前に読んだエッセーに

「フランス語ではロビニアという植物だが、辞書を引けばニセアカシア(または針槐)とある。日本では明治期に移植されて以来、アカシアと呼びならわされてきた。

アカシアの蜂蜜もほんとうはニセアカシアの蜂蜜で・・・」とありました。


私はそれまでこの木のことをアカシアだとずっと思いこんでいたので、気になって調べてみました。


アカシアというのはどうやら、黄色い房のような花が咲く、熱帯、温帯地方にしか育たない木のことで、このニセアカシアは北アメリカ原産の木だそうです。

そして私たちが口にしているアカシア蜂蜜はニセアカシアから採られたはちみつのようです。


日本では明治時代に入ってきてアカシアと呼び始めたから、それがそのまま定着したというのが定説ぽいですが、では海外ではどうなのだろうとおもって海外のアカシア蜂蜜のパッケージをみたら、英語でアカシアハニーと書いています。


世界的にもアカシアと呼ばれているようです。


不思議に思ってさらに詳しく調べてみると、ニセアカシアは、学名をRobinia pseudo‐acaciaというそうですが、これを直訳すると「ロビニア属の偽アカシア」となります。


学名からして偽だったのですね・・・。どうしてこんな名前をつけたのでしょうか。

別にアカシアの真似をして人をだまそうとしたわけでもないのだろうにね。

もう少し個体として存在を認めるような名前が付けれなかったのでしょうか・・・。


いずれにしてもこのニセアカシア、本当に何とも言えない甘いいい香りがします。

アカシア蜂蜜もほんとおいしいですしね。

アカシア蜂蜜をバケットに塗って・・・これだけで幸せ。



ちなみに写真は去年長居公園で撮ったものですが、撮影日が4月30日になっています。

来週には満開になっているのでしょうか。確かこの日は藤もシャクナゲも満開で、バラも咲き始めだったと思います。

植物が一年で一番生命力にあふれる季節ですね。


来週の休みには一日ゆっくりと公園にでも行こうかな。

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