ハーブとの出会いとラベンダーソープ
もう20年も前になるのでしょうか?
まだその頃はインターネットは電話回線にモデムでつないで、ダイアルアップという時代でした。
実は私その頃に、イタリアの雑貨とナチュラルコスメやオーガニックコスメなどを扱うネット通販のサイトを立ち上げたんですね。
まだその頃は、ネットを見るだけで通信費が結構かかる時代だったし、ちょっと大きめのファイルサイズのものを見ようものなら、数分かかって表示されるような時代だったので、当然なかなか売れないわけですが・・・。
それもわかってやってたんですけどね。
事情があってその事業自体、すぐ人に譲ったのでホント立ち上げただけなんですけど。
その準備しているときに、コスメのことをだいぶ勉強しました。
その時代、日本では使ってすぐの使用感の追求をする商品が多くて、なかなか優しいスキンケアというのが少なかったんですね。
私自身、肌が弱かったので、日本のドラッグストアにおいているような洗顔料では肌が荒れて赤くなるようなことが多かったので、興味があったんです。
いまや、オーガニックコスメの情報も普通に手に入りますし、どこに行っても買えるようになりました。
ほんと、その頃から考えると時代は大きく変わりましたね。
その時に、初めに扱おうと思ったブランドが「モーリスメセゲ」です。
このブランドの創始者モーリスメセゲさんはフランスの南仏の薬草治療にかかわる家に生まれた方で、小さいころからハーブのことに興味を持ち、無農薬、無化学肥料のハーブを用いた薬草治療の実践をされてきた方です。
しかしこのモーリスメセゲというブランド、高品質で素晴らしい製品ばかりなのですが、さすがフランス職人とでもいうべきでしょうか、その年に何かの種類のハーブが自分の品質基準に合わないという理由で「今年は何々のオイルはありません」とか平気でいってくるんですね。
自然栽培なので、天候などの諸条件で不作だったり、それに対する対策とかは全く考えていないということだったんです。
品質優先ということはわかりますが、ここまでとは。
当時の日本では考えにくいことなので、すごく驚きました。
それがご縁で、その時に使い始めた「モーリスメセゲ・ソープラベンダー」を今でも使っています。
このソープ、ラベンダーが4%配合さてているとのことなのですが、香りだけでなくラベンダーの効果はずいぶん出ていると思います。
ラベンダーは抗菌や、抗アレルギーの作用も実際に認められていますが、保湿作用も優れていて、肌にはとてもオールラウンドに働いてくれるハーブです。
確かに、これのおかげで洗顔で肌が荒れるということがなくなりました。
素地は天然コブラ椰子で、とにかく刺激が少なく、肌の水分を極力吸い取らないように洗い上げてくれるので、洗い上がりの乾燥がほとんどありません。
もちろん、ラベンダーの香りもとてもよく、リラックス効果も高いですね。
ラベンダー自体の品質もとても高いのでしょう。
あと一番いいところは、ラベンダーの効果か、化粧水などの次のステップが、とても入りやすいということです。
それだけ、よけいな成分が入っていないということでしょう。高級な洗顔料でも、変に保湿成分のはいった洗顔料は、洗い上がりはいいのですが、化粧水が入りにくいことが多く、結局、乾燥を招いてしまう結果になってしまうので、これも手放せない理由です。
特に私は、自作のハーブを使った化粧水と、バームを使っているので相性も素晴らしいのです。
(化粧水とバームはまた後日)
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もう20年近いお付き合いなのですが、そのあいだいろいろ他のものも試したりしても、けっきょく戻ってきます。
値段も200g(とにかくでかい!)で1800円となかなかリーズナブルなのもいいですね。
ほんとうに優秀です。
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